01:初期研修プログラム02:総合診療専門医育成プログラム03:日本プライマリ・ケア連合学会 新・家庭医療専門医プログラム
03:日本プライマリ・ケア連合学会 新・家庭医療専門医プログラム
プログラム特徴ローテーション例
はじめに

新・家庭医療専門医は、日本プライマリ・ケア連合学会が運営する、総合診療専門医を基本領域とした専門医制度です。分類上はサブスペシャルティ領域にあたりますが、他領域のように、基本領域よりも範囲を狭めて専門性を高めるという位置づけではなく、総合診療専門医を起点としてより専門性を高めた制度です。具体的には、家庭医療学についての深い理解を基盤として、良質なプライマリ・ケアを提供するとともに、地域でリーダーシップを発揮できる医師を養成することを目的としています。


新・家庭医療専門医の医師像

人間と家庭と地域とを一体としてとらえる医療を求めて、それを実践する家庭医をめざします。家庭医療学について深く理解し、良質なプライマリ・ケアを提供するとともに、地域でリーダーシップを発揮できる医師を目標としています。


プログラム責任者

日本プライマリ・ケア連合学会認定指導医
医学博士(循環器)
齋藤 文洋


プログラム理念・研修目標

地域に密着した「プライマリーヘルスケア(Primary Health Care)」「家族」「居住」「Health promoting」をテーマとして研修を行います。

健康格差の実際に触れることで健康の社会的決定要因(SDH)の考え方を学び、患者や地域住民の権利擁護のために行動(アドボカシー)できる医師を養成します。最終目標は地域と共に生きる医師になる事で、そのために家庭医あるいは家庭医的病院総合医としての力を持った人材を育てます。

さらに当院はWHOのHPH Networkに参加しており、世界的視野を養うため年1回のHPH international conferenceに、PHC、health promotion或いは家庭医的テーマを選択し演題発表する事を原則としています。地域・社会を知るための研修として、生協組合員と共に地域健康増進(地域のhealth promotion活動である生協班会への参加、生協組合員による学習会への参加)を行います。


主な研修施設
  • 大泉生協病院(基幹施設)

処遇

東京保健生活協同組合の常勤として雇用します。


お問い合わせ先

大泉生協病院 医師研修担当・前田(マエダ)
TEL 03-5387-3111

志望者には随時見学、面談を実施致します。

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プログラム特徴ローテーション例

① 総合診療専門医取得後に新・家庭医療専門研修プログラム登録 特例あり)
総合診療専門医を取得した後に研修開始登録して、新・家庭医療専門医を取得するローテーションです。
研修開始登録後の研修のみ研修歴としてカウントされますので、認定プログラムでさらに2年間の研修を行って、合計5年で新・家庭医療専門医の受験資格を取得します。


特例:2017年以前の臨床研修を修了し、専門医機構の総合診療専門医を取得せずに家庭医療専門医を取得する特例。但し、プライマリ・ケア学会の認証必要。

5年目 家庭医療専門研修 I
4年目 家庭医療専門研修 II 家庭医療専門研修 I
3年目 総合診療専門研修 I
2年目 小児科 救急科 総合診療専門研修 II
1年目 内科

② 3年プログラムで、専門研修開始時に新・家庭医療専門研修プログラムに登録
3年間の総合診療専門研修プログラムでの研修開始と同時に、新・家庭医療専門医にも研修開始登録して両方の専門医取得を目指すプログラムです。
基準を満たしていれば、総合診療専門研修は、家庭医療専門研修としてもカウントされますので、合計4年で新・家庭医療専門医の受験資格を取得できます。

4年目 家庭医療専門研修 I
3年目 総合診療専門研修 II
2年目 小児科 救急科 総合診療専門研修 I
1年目 内科

学会基準を満たせば家庭医療専門研修としてカウント

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