

医学生委員長 | 継松 太河 [Tsugimatsu Taiga]

医学生の方、医師を目指される方、みなさんは将来どんな医師になりたいですか。どんな医療者になりたいですか?
私たちの東京健生病院・大泉生協病院は、大病院がたくさんある文京区と人口が多く医療機関の不足している練馬区にある病院です。私たちは、診療所・訪問看護ステーション・介護老人施設と連携をとり、地域医療を担って奮闘しています。地域の主治医として医学・医療の知識はもちろん、患者さんの抱えている社会背景を知る力、コメディカルスタッフと連携ができるコミュニケーション能力など総合的な力が求められています。
私たち医療生協では、地域の住民である組合員と協力し合い、子どもからお年寄りまで安心して暮らせるまちづくりの活動も行っています。
私たちの医療生協は創立60年です。ここに至るまでにはたくさんのドラマがありました。ルーツの一つをたどれば半世紀前、日本医科大学等の学生たちが主体的に検診活動や健康相談を広げる活動の中で、地域の多くの人たちの協力をうけ氷川下地域にある三畳間の民家を借り診療を始めたのが出発でした。地域に求められる医療を地域の人々と共に作り上げる活動は今に引き継がれています。
誰のための医師になるのか、どんな医師になりたいのか。ぜひ、住民と医療者が一緒になって都心で育てた地域医療、地域のネットワークづくりを体験してみませんか。私たちの病院では、1年を通して医学生実習を受付しています。みなさんが将来を考えるためのよい機会になると思います。ぜひ参加してみて下さい。

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